灰塚アースワークプロジェクト なかつくに公園他

OMOYAから車で約20分

灰塚ダム湖のほとりに広がる「なかつくに公園」。
ここは、多くの人でにぎわう観光地や遊具が並ぶ公園とは異なり、
訪れる時間帯によっては人の姿をほとんど見かけない、静かな場所です。
柳の枝が揺れる音や水辺の静けさが際立ち、この場所ならではの落ち着いた雰囲気が感じられます。

なかつくに公園は、1994年から約9年間にわたって進められた「灰塚アースワークプロジェクト」の一環として整備されました。
このプロジェクトでは、地元住民と、国際的に著名な造景作家・岡崎乾二郎(おかざき・けんじろう)氏をはじめとする芸術家が協働し、庄原市総領町、三次市三良坂町・吉舎町の3町にまたがる灰塚ダム建設によって変わりゆく土地を、先祖から受け継いできた地域の資産として、どのように活かしていくかが模索されました。その過程で、公園は単なる憩いの場としてではなく、自然環境の中で人が立ち止まり、風景と向き合うための場所として構想されていきました。
ダム建設をめぐる地域の歴史を背景に、対話と創作を重ねながら形づくられたこの公園は、現在も静かにその時間を重ねています。