OMOYA総領について
広島県庄原市総領町五箇。
車でしかたどり着けない、山あいの小さな集落にこの家はあります。

朝には霧が立ち、足もとを清らかな水が流れていく。

平家の落人伝説が息づくこの土地には、長い時間の積み重なりがしっかりと残っています。
築およそ三百年。

梁や柱には煤の跡が残り、壁には土と漆喰が重ねられています。
高く抜けた天井の下で、光と風がゆるやかに行き交い、空間に深い静けさが漂います。

耳をすませば、野鳥のさえずりと、すぐそばを流れる沢のホワイトノイズが、
日々の喧騒を忘れさせてくれます。

残すものと、現代に合わせる部分を見極めながら、
この家は今のかたちへと整えられました。
快適性と清潔感は現代基準に合わせ、段差や動線にも配慮。
どの方でも過ごしやすい、やさしい空間になっています。

地下深くから引き上げた水は、日々の営みにそのまま使われています。
水質検査もクリアしており、口にするものや調理にも安心して使えます。

周囲を囲む山々によって、外の空気も澄み、心と体を静かに整えてくれます。
庭や周辺では、四季折々に咲く花が彩りを添え、滞在するたびに違った風景と香りを楽しめます。

ここでは、予定を満たす必要はありません。
外の世界に合わせることなく、自分の感覚で時間を使うことができます。

人や音から少し距離を置けば、本来の感覚がゆっくりと戻ってきます。
この家は、そのために開かれています。

静けさと自然、歴史が織りなす特別な時間を、あなた自身のリズムで過ごしてください。